羽ばたけトリ先輩

羽ばたけトリ先輩

沖縄生活10年。独学で行動心理学を学んでいてます。人間関係や動物のしつけなどに応用中なので、そこから感じたものや、雑記的な内容を書いています。

部下の育成や後輩指導に最適な行動分析学的「褒める」テクニックをまとめてみた

こんばんは。トリです。

前回からの続きというか、関連記事です。

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 この記事で書いたように、何度も失敗を繰り返す部下には、失敗を繰り返す原因がありました。

これを逆手に取れば、部下や後輩の良い行動(あなたが望む行動)を繰り返させることが可能となります!

 褒めたら伸びるのにはワケがある

 

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みなさんは、叱られる指導と褒められる指導どちらが良いか?と聞かれたら、後者を選ぶ方が大半だと思います。

ストイックな方は「いやいや!僕は(私は)叱られた方が燃えるんです!」って場合もあるかもしれませんが、少なくとも僕の職場の後輩たちには居ないタイプですw

ここで重要なのが褒めると叱るの性質です。

  • 褒める:快刺激
  • 叱る :嫌悪刺激

簡単に(本当に簡単に)言うと、以上のような感じです。

褒めるとは、相手にとって存在を認められたり、嫌な思いを抱かない快刺激であり、叱られる刺激は、大勢の方たちにとっては嫌悪刺激であります。

これら二つの刺激には、人の行動に大きく影響します。

仮にAさんを使って礼を出します。

 

Aさんは出勤時間がいつもギリギリ。

たまたまいつもより15分早く出勤しタイムカードを押したAさん。そのAさんの行動の直後にAさんの先輩で北川景子似のBさん「Aさん早起きできたね!すごいね!」と褒めました。

翌日Aさんはまた15分早く出勤しタイムカードを押すようになりました。

※Bさんに対してAさんは好意を抱いている前提

 

自分が好意を抱く相手からの誉め言葉は、Aさんの行動に作用するには充分ではないでしょうか?自己肯定感をくすぐられる瞬間はみなさんにとっても快刺激となるはずです。

 

逆に出勤時間がギリギリなAさんが遅刻をした場合だと

いつもの出勤時間に遅刻をしてしまったAさんが出勤した直後、北川景子似のBさんが「Aさん遅刻するなんてダメでしょ!」と叱る。

その結果、Bさんは翌日から遅刻をせず出勤するようになった。

 

以上のように、快刺激には行動を増加させる性質があり、嫌悪刺激には行動を減少させる性質があります。

この場合、Aさんが好意を抱く北川先輩の誉め言葉と叱責により、15分早く出勤する行動が増加し、遅刻をする頻度が減少しました。

行動分析学的褒めるつのポイント

さて、上記で記したように、褒めることによって行動の頻度を増加させることが出来るというのはお分かりになられたと思います。

しかし、この「褒める」はただ言葉をかけるのではなく「快刺激」というのが最も重要なわけです。

後輩や部下を「褒めて」いるのに彼らが行動を繰り返さないと悩んでいる先輩たち。それはつまり、貴方が相手にかけている言葉が相手にとって

「快刺激」ではないから

ということになります。

 

つまりは、誉め言葉によって後輩の良い行動を増やしたい場合、後輩とあなたの人間関係が良好でないといけません。

普段のコミュニケーションや仕事終わりの後輩との時間をしっかり充実させることが重要ではないかと考えます。

褒める方法は1個じゃダメ

今回の記事は「褒める」を中心に話しています。

しかし、褒めるパターンが1つしかないと成人している相手にはさすがに「なんかムカつく褒め方するな」と思われるかもしれません。

つまり、褒め方を複数パターン用意し飽きさせないことが重要となってきます。

言葉で褒める

今までのお話の中では主に言葉で褒めるが中心となりました。

これは相手と貴方の人間関係が良好な場合作用されます。

「この人に認めてもらえた」という感覚が、本人にとって快刺激となり褒めた行動を繰り返してくれるでしょう。

  • すごいね!
  • えらいね!
  • 天才だね!

石原さとみや北川景子にこんなセリフ言われたら頑張ってやるしかありません。

物で褒める

「頑張ってるから差し入れどうぞ」

なんてのも行動を繰り返すに値する快刺激かもしれません。

喉が渇いたときにコーヒー1つでも奢ってあげると後輩たちは、もうひと頑張りという気持ちになります。

高価なものでなくていいのです。缶コーヒー1本でも相手にとっては、行動を繰り返すに値する快刺激になりうるということを忘れてはいけません。

状況で褒める

「Aさん、今日は頑張ったから早上がりしていいよ!お疲れ様!」

なんて言ってくれる会社が存在するかは分かりませんが、頑張った報酬で自由な時間が与えられるなんてのも「次も頑張ろう」ってなります。

 

褒めるというのは、ただ単に声をかけるのではなく「快刺激」を与えるということです。

最低限これは守ろう褒めるルール

褒めて褒めて褒めちぎって後輩を伸ばしてあげたいのは、この社会の先輩方のねがいなのかもしれませんが、褒めるのにも「ルール」が存在します。

  1. 褒める時は行動の直後(60秒以内)
  2. 同じ誉め言葉を使い続けない
  3. 無駄にほめ過ぎない
  4. パターンを作らない

この辺りを守って褒めるようにすると、上手に褒めることができるのではないかと思います。

 

褒める時は行動の直後

犬の訓練の場合、何か望む行動を犬がした場合60秒以内に褒めなくてはいけません。

なぜなら、それ以降は行動分析学では61秒後に褒めた場合効果が無いとされているからです。

行動の直後0.1秒から60秒にかけて褒める効果が薄れていくというイメージが分かりやすいと思います。つまり褒める時は「行動の直後」これに限ります。

 

同じ言葉で褒め続けない

人間はいつか必ず刺激に慣れてしまうという悲しい性質があります。

最初は特別だった褒め言葉も、同じ感じで毎回毎回使われ続けてしまうと「効果」が無くなってきてしまいます。

これは「慣れ」が生じたからです。

効率よく褒めるためには、様々なパターンで褒め相手をドキドキさせることが重要です。

犬の調教の場合、おやつで褒める時もあれば、おもちゃを与える時もありますし、体を沢山撫でたり、優しい声をかける場合もあります。

 

無駄に褒め過ぎない

褒める強弱が重要なシーンもあります。

凄く頑張った行動と、簡単にできた行動。そのどちらも同じ感じで褒めてしまってはメリハリもあったもんじゃありません。

逆にすごく頑張らなくなる心理が働くかもしれませんね。

行動の内容に応じた褒める強度を意識することが褒める上司の1歩かもしれません。

 

褒めるパターンを作らない

ある特定の行動に対して、毎回同じ方法で褒めるのは「慣れ」や「飽き」を生じさせる原因となります。

上記で記した様々なパターンのほかに様々なタイミングで褒めるようにしましょう。

Aさんが掃除を自らしたことを褒めたい場合は

  • 掃除を始めた直後
  • 掃除をするために道具を準備した直後
  • ごみを集めている直後
  • 道具を片付けた直後

これらのタイミングで色んな褒め方を駆使する必要があるということです。

褒めるって大変ですね。

 

最後に~今日の金卵~

さて、僕が普段使っている行動分析学を応用した「褒める」テクニックを、僕なりにまとめてみました。

動物の調教をするときは、彼らは素直に行動に表してくれるので非常に分かりやすいのですが、人間相手では上手くいかないときも多々ありますので、根気強く褒めて伸ばしましょう。

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