羽ばたけトリ先輩

羽ばたけトリ先輩

沖縄生活10年。独学で心理学を学んで人間関係や動物のしつけなどに応用中なので、そこから感じたものを書いています。

何故あの後輩は失敗を繰り返すのか?人が行動を繰り返す仕組みを指導に応用してみた

こんばんはトリです。

 

ブログの方向転換を行ってから初めて上げる記事は、やっぱり「それっぽい」ものでないとアカンでしょってことで、学習心理学的な内容でやってみたいと思います。

ちなみに、仕事で使っている学習心理学や行動分析学は、独学によるものなので、それらを専攻して学んだ方から見れば変な点もあるやもしれません。

あくまで、独学において誰でも応用できますよという可能性で語らせていただきます。

 

さて、僕の職場にも後輩が居ますが、みんな十人十色で様々なキャラクターをしています。

仕事を10年近くしていると自然と後輩も増えますし、指導をする場面も多々出てきますが、よく聞くのは「教えてるのにできない」や「教えてもやならい」というセリフ。

 

では、あの後輩が失敗を繰り返す原因は何でしょうか?非常に難しい問題ですが、僕の経験の中からお話してみたいと思います。

僕の後輩に聞いてみた「叱られる側」の意見

ここは実話に基づいて書いてみようと思います。

どこの職場にも先輩を悩ませる後輩君がいるかとは思いますが、彼らは先輩に叱られる事に関して、一体何を感じているのでしょうか?

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偶然にも、職場の倉庫で先輩Aさん(20代女性)が後輩B君(20代男性)をガチで叱っているのを目撃しました。

 

叱られていた経緯は下記の通りです。

  1. 後輩B君は職場で決められていたルールを破ろうとしたところを、B君の同僚に発見される。
  2. B君同僚はルールを守るようB君に伝えるも、B君は面倒くさがった為口論となる。
  3. 先輩Aさんが鉢合わせ事情を聴く
  4. 理由が「面倒くさい」と聞きAさんが後輩B君を叱る

叱った段階で場面は終了し、各自持ち場に戻っていきました。

僕が見るところ、後輩B君は反省している様子はあるものの、そこまで凹んでいる様子はありません。

 

その後、先輩Aさん(僕の後輩にあたる)から、詳しい経緯を聞き(上記)指導に悩んでいることを打ち明けられるわけです。

もちろん、僕もその場面を間接的に見ているわけですから、後輩B君の態度が少し気になったので、本人に直接聞いてみることにしました。

トリ「そんな面倒くさかった?」

B君「面倒くさかったです。」

トリ「あの時Aさんが言ってたことを、B君どう感じる?」

B君 「いやぁー!あれは僕が悪いです!」

トリ「ちなみにAさんがあんなに怒るんは滅多とないが、それは感じた?」

B君 「そんな怒ってたんですか?」

 

ここで、気になった違和感の答えです。

B君に感じた違和感は「B君が他人の怒っている度合いを理解できていない」というところでした。

つまりは、どんなに本気で叱ったとしても本人にはそれは伝わっていない可能性があります。

これは問題だ。根本的に伝え方を考えなくてはいけないですね(後日UP予定)

 

何故失敗を繰り返すのか

さて、上記で書いたように、B君は「面倒くさい」という理由により失敗したわけです。ちなみに、彼はこの理由で似たような失敗を何度か繰り返しているわけです。(書類作成やら一般作業やら)

 

では、なぜ彼は失敗を繰り返してしまうのでしょうか?

性格が問題なんでしょうか?

それとも会社のシステム?

人間関係?

僕が考えることは

B君は失敗することでB君にとって「良い事」が起こっているから

です。

人が行動を繰り返す理由

B君は失敗することでB君にとって良い事が起こっているから

と書きましたが、動物が行動を繰り返す理由がここにあります。

 

動物は行動の結果が満足したものだと、その行動を繰り返し

行動の結果が不満足な結果だと行動は繰り返さない。

 

つまりB君は「面倒くさがり」という性格の結果、普段から色んな作業を手抜きし、その結果「楽が出来た」と満足したため、様々なシーンで「手抜き」する頻度が増えてしまった。

と考えました。

学習心理学の中では「効果の法則」と言います。

 

これではB君は、いつまでたっても手抜きをする面倒くさがりスタッフになってしまいます。

彼をこの状況から救うためには学習心理学を応用し、面倒くさがりを少しずつ改善するしかありません。

具体的には「面倒くさがらないほうがメリットがある」ことを学習させるしかないのです。

「褒める」とは

さて、学習心理学では「特定の行動の頻度を増加させる手続き」というものが存在します。これを強化の原理と言います。

この強化の原理を応用すれば、人材育成や人間関係、ペットのしつけまで行うことが出来るわけです。

 

動物が行動を繰り返すためには、

Aある特定の環境でBある行動をしたときCどうなった

という状況が必要です。

最後のCどうなった(通称:結果)が満足いくものだと行動を繰り返し、満足いかないと行動は繰り返さないということになります。

これをABC分析と言いますが、僕たちが普段生活の中で行っている殆どの行動は、この状況が発生しています。

 

B君の面倒くさがりを改善するためにはCに満足いく結果を与えないといけません。

 

例えば、ユニホームの着用を面倒くさがり、ちゃんと着ない場合は以下のようになります。

A職場内で Bユニホームをしっかり着た直後に C先輩から褒められた

これを繰り返し経験させることによって、職場内でB君がユニホームをしっかり着用する頻度は増えます。

 大切なのは、ユニホームをしっかり着た直後です。60秒以上経ってしまうと、褒めた効果が薄れてしまいます。

 

もちろん、しっかり着用していない場合は指摘する必要があるかもしれませんが、重要なのは満足いく結果をB君に与える事です。

当然、この褒める先輩はB君が「褒められて嬉しい」と感じる先輩でないといけません。(なんだよこの先輩いつも褒めないくせに気持ちわりぃ)なんて思われていたら逆効果!

 

今回A先輩と口論になったケースも、根気強く褒め続けることでB君が失敗した今回の問題は改善傾向に向かっています。

 

最後に~今日の金卵~

さて、多くの人間が働く会社という組織の中では、様々なタイプの人がいて大変なことは間違いありません。

しかし、どうせ一緒に働くのであれば、お互いの良いところを褒めて伸ばしていく方が、未来がありますね。

結局のところ、動物は褒められて伸びるようになっているのです。

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