羽ばたけトリ先輩

羽ばたけトリ先輩

沖縄生活10年。独学で行動心理学を学んでいて、人間関係や動物のしつけなどに応用中なので、そこから感じたものを書いています。

常人逮捕から考える罰の在り方。中学生が教員への暴力で逮捕されるという今回の事件から思うこと。

こんばんはトリです。

Yahoo!ニュースで「中学教員が生徒を常人逮捕」とあったので、気になり書かせていただきます。

 常人逮捕とは

ここで出た「常人逮捕(じょうじんたいほ)」は「私人逮捕(しじんたいほ)」とも呼ばれ、簡単に説明するのであれば「現行犯」であれば逮捕状の持っていない「一般人」であっても現行犯逮捕できる

というものです。

これ、よくよく考えれば非常に「勇気」のあることではないでしょうか?

そもそも法律に詳しくない一般人が警察の代わりに逮捕するって想像しがたいですし、ケースにもよりますが、現行犯で逮捕するリスク(危険性や誤認)なんかも怖いですよね。

ちなみに、常人逮捕(私人逮捕)が出来るのは以下の条件を満たした場合です。

  • 犯人が現行犯人・準現行犯人であること
  • 30万円以下の罰金・拘留・科料にあたる罪の場合は犯人の氏名、住所が明らかでなく、または犯人が逃亡するおそれのある場合

 

今回のこのニュース

headlines.yahoo.co.jp

中学校の教員に男子生徒が顔面を数発殴る「傷害」の現行犯として被害にあった教員がその場で「常人逮捕」したというもの。

今の教育現場って恐ろしいですね。

たびたびニュースになっていますが、生徒からの暴力は野放しで反撃したらPTAや教育員会から攻められる。

僕の学生時代でもあった体罰による教育はどのくらいあるのでしょうか?気になるところです。

この教員の罰のタイミングが正しいと思ったわけ

さて、普段あまりニュースについて書かない僕が今回このニュースに食いついたワケですが、個人的な意見として「教員のとった常人逮捕の選択」「罰として正しい」と思ったから。です。

おそらく、意見を聞き始めると賛否両論で否定的な方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、この逮捕をきっかけに「他人に対して暴力を振る」という男子学生の行動が減れば良いなと考えました。

 

まず罰を与えるタイミングですが、これにはルールが存在します(行動分析学的に)

罰を与えるルール

  1. 即罰
  2. 適度な強度
  3. 一貫した罰を与える

基本的には人間相手や動物に対して、何かを教える時は「罰は使わない」方が断然良いわけで、罰を肯定しているわけではありません。

それは罰を使って何かを相手に教える方法よりも、褒めて教える方法のほうが断然教えやすいという利点があるからです。

でも「使える」のと「使えない」のでは大きな差があると考えます。

 

今回の教員がとった罰はルール1:即罰を外すことが無かったので、僕個人的には「アリ」と感じました。いわば罰を与える場合は現行犯に限る。です。

例えば、この生徒が教員に暴力を振るい24時間後に逮捕されていた場合、罰としては効果が無いと考えます。「即罰であった」ので、この逮捕が生徒の暴力にとって罰として機能するということです。

人の行動は60秒ルールというルールで行動を繰り返すかが左右されます。

60秒ルールとは

人の行動の結果は、行動した直後(60秒以内)の環境変化によって左右される

というものです。

つまり、暴力後24時間たってしまった場合罰として生徒の行動に影響があまりない。

暴力を振るった「直後(60秒以内)」に常人逮捕されたことによって罰として機能する。ということです。

 

さらに、ルール2:適度な強度に関してですが、法治国家の日本では「逮捕」とはまさに罰です。これも適度な強度と考えます。(逮捕が効かない人もいますが、それはまた次回)

中学生が逮捕されるっていうのは、なかなか衝撃的な事です。

罰は強すぎても弱すぎてもだめです。だから使うのが難しいわけですね。

今後の生徒について

他人に暴力を振るった代償を払ったわけですが、できる事なら今回の罰をきっかけに立ち直ってほしいと感じます。

罰を与えて終わりではなく、更生まで(正しいことを褒めて教える)までケアされてくれれば良いなと思います。

28日にも高校生による教諭への暴力事件がありましたが、こちらは自主退学という形で代償を支払う結果となりました。

どちらの生徒にも、今後更生のチャンスがあることを願います。

罰の是非

さて、罰の是非ですが先ほども言ったように賛否両論と思います。

ただ、「使えない人が使う罰」と「使える人が使う罰」は大きな差があり、前者は罰とは呼べません。

しっかり理解された罰を、使えるけど使わないという状況が1番良いのですが、最近の体罰を考えると安易に罰を肯定も出来かねます。

非常に難しいポジションに位置していると思います。

実際、教育現場の先生に聞いてみて今後の考えに反映させたいですね。

最後に

本文中でも言ったように相手に何かを教える場合は「褒めて伸ばす」がもっとも簡単で効果があります。

ただし、こうしたケースでは正しい罰が必要なのかもしれないと、今回の暴行事件の常人逮捕で感じました。

駄目なことを教えることも時には必要である。それが今回のポイントでしょう。

 

www.torisen-p.com

 

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